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このブログについて

このブログについて_f0209999_23594848.jpg
このブログは、ニューヨーク情報をお伝えするブログ「ニューヨークの遊び方」から、海外事業展開を実施・計画している日本の企業の方々向けのお役立ち情報をピックアップした子ブログです。

親ブログは2004年から続けてる個人ブログですが、ブログを通じていろいろな方々から応援して頂くようになりまして、今回、目的別の子ブログをみんなでつくってみることになりました。カテゴリーも再編集してより便利になったかなと思います。特に、ライフスタイル、文化、雰囲気など現地ならではの「目には見えないもの」をテーマに現場主義でお届けしますので、お楽しみに。

# by team_liberty | 2011-02-04 23:53 | 【ご案内】このブログについて

あのマリオの人気、アメリカで年々高まってるみたいです

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あのマリオの人気、アメリカで年々高まってるみたいです_b0007805_22462537.jpgダウンタウンの街角に新規オープンした小さな地元ピザ屋、Mario's Pizza。任天堂のあのマリオそっくりのロゴマーク。まさか任天堂がピザ屋さんをはじめたわけじゃないでしょうし、大丈夫これ?って感じですけど、それだけマリオ人気は根強いってことなんでしょうね。

あのマリオの人気、アメリカで年々高まってるみたいです_b0007805_22463791.jpgそうそう、マルチメディア業界、特にビデオゲーム関連情報を専門に伝えるメディア、IGN(Imagine Games Networkの略)の1/20付の記事がすごいんですよー。

2007年に発売されたSuper Mario Galaxyの北米マーケットでの販売本数(2年間で4.1百万本)を、New Super Mario Bros.は発売開始からわずか45日間で上回っちゃったそうです(4.2百万本)。北米だけで4百万本っていう販売実績もビックリですけど、ほんの数年前出た前バージョンが2年かかって積み上げた記録を、たったの45日で塗り替えるって、そんな商品そうそうないでしょうね。いやー、すごい。他にそういう例って何かありましたっけ?

それだけこの2年間にWiiが売れ、さらにマリオのファンも着実に増えていたってことなんでしょう。そういえばハロウィンの仮装でも、去年はそれ以前の年に見かけなかったマリオやキノコ姿の人たちをよく見かけました(プロモーションのためにもマリオ関連の仮装グッズも発売されるようになったとか?)し、雑貨屋さんとかでもちょくちょく関連グッズを見かけるようになった気がします。
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マリオ人気、どんどん広まってます

あのマリオの人気、アメリカで年々高まってるみたいです_b0007805_0502826.gifこないだご紹介した黒澤明監督の映画を連日上映するクロサワウィークのようなものから、ゲーム関連、アニメ関連キティちゃんなどのキャラクター他、ちろんハイテク機器やお寿司に代表される日本の食文化も含めて、日本で生まれた様々なものがこちらではかなり広く支持され、熱狂的なファンまで生み出しています。こういう傾向って興味深いです。

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# by team_liberty | 2010-02-01 13:03 | 1.日本企業の活躍ぶり

時代をこえて愛されるクロサワ映画の名作30本、ただいまNYにて上映中

時代をこえて愛されるクロサワ映画の名作30本、ただいまNYにて上映中_b0007805_9493345.jpg
時代をこえて愛されるクロサワ映画の名作30本、ただいまNYにて上映中_b0007805_4395328.jpg2010年1月のニューヨークに突如訪れた「クロサワ・ウィーク」。年明け早々、ローカル情報誌、新聞各紙が続々と黒澤明監督の名作について特集記事を掲載!何かと思ったら、ダウンタウンの映画館、フィルム・フォーラム(Film Forum)で4週間にわたり、黒澤監督作品約30本を連日上映するイベントが開催中とのこと・・・。

時代をこえて愛されるクロサワ映画の名作30本、ただいまNYにて上映中_b0007805_956559.jpg近年ニューヨークでは、様々な面で日本文化に対する評価は高まってまして、黒澤監督作品も様々なイベントに関連してわりと頻繁に上映されてる気がしますけど、また改めてニュースになるんですね。

しかも、各紙そろって大絶賛。黒澤監督がいなかったら、ルーカスも、スピルバーグも、イーストウッドも、それどころか今の映画産業すらなかったかも?とまで評されるほど。もう、すごいのです。

一番古い作品は60年近く前に、今よりもずっと技術も予算も限られた中で作られたはずなのに、21世紀の今この時代も年々評価が上がってる印象を受けます。もし東京で「クロサワ・ウィーク」って同じ企画をやったとして、ここまで高く評価されるかちょっと疑問・・・。たぶん、近年のジャパニーズ・ポップカルチャー人気の草分けというか、ずっとさかのぼっていった先の源流とでもいうか、伝説的な日本人クリエーターとしての黒澤監督への評価も合わさって、さらに評価が高まっているのかも。

そうそう、近年、日本のアニメ、ゲーム、ファッション、アート等などのいわゆるジャパニーズ・ポップカルチャーは、こちらの若者(=次世代のクリエーター)を中心にかなり高く評価されているんですよ。この感じだと、そうした若者達が大人になるにつれて、今後、日本文化への評価はさらに高まっていくような気がしますが、どうなるのでしょう?
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専用のスケジュールも配布
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作品紹介のコーナー
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すごいとしか言いようがありません

〔ご参考〕
www.filmforum.org:公式サイト
Add:209 W Houston St New York, NY 10014
TEL:(212) 627-2035

【上映予定】青字は金~日曜日のもの
1/6-14(WED-THU): STRAY DOG 野良犬
1/15(FRI): THRONE OF BLOOD 蜘蛛巣城
1/16(SAT): THE HIDDEN FORTRESS 隠し砦の三悪人
1/17(SUN): THE IDIOT 白痴

1/18(MON): SANSHIRO SUGATA 姿三四郎/SANSHIRO SUGATA II 続姿三四郎
1/19(TUE): ONE WONDERFUL SUNDAY 素晴らしき日曜日/ THEY WHO TREAD ON THE TIGER’S TAIL 虎の尾を踏む男たち
1/20(WED): IKIRU 生きる
1/21(THU): I LIVE IN FEAR 生きものの記録
1/22(FRI): HIGH AND LOW 天国と地獄
1/23(SAT): DRUNKEN ANGEL 酔いどれ天使
1/24(SUN): THE QUIET DUEL 静かなる決闘/ SCANDAL 醜聞

1/25(MON): THE MOST BEAUTIFUL 一番美しく/ NO REGRETS FOR OUR YOUTH わが青春に悔なし
1/26(TUE): THE BAD SLEEP WELL 悪い奴ほどよく眠る
1/27(WED): KAGEMUSHA 影武者
1/28(THU): RASHOMON 羅生門/ DREAMS 夢
1/29-30(FRI-SAT): SEVEN SAMURAI 七人の侍
1/31-2/1(SUN-MON): THE LOWER DEPTHS どん底

2/1(MON): RHAPSODY IN AUGUST 八月の狂詩曲(ラプ ソディー)/ DODES’KA-DEN どですかでん
2/2(TUE): RED BEARD 赤ひげ
2/3(WED): YOJIMBO 用心棒/ SANJURO 椿三十郎
2/4(THU): DERSU UZALA デルス・ウザーラ
2/5-18(FRI-THURS): RAN 

時代をこえて愛されるクロサワ映画の名作30本、ただいまNYにて上映中_b0007805_0502826.gifこういう現象を見てると、そろそろ2010年以降、日本のグローバル化もいろいろな面で自然に進んでくるんじゃないかって気がしてきます。とにかく海外での日本文化への人気や評価って、もう高まってるというかすっかり定着してますし。近年、どんどん進むインターネットの普及も、欧米各国から地理的ハンデがある日本には好影響でしょうね。

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# by team_liberty | 2010-01-11 06:45 | 2.日本文化の人気ぶり

2009年までのニューヨーク観光についてのデータ

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新年早々、ブルームバーグ氏市長が2009年のニューヨークの観光データを発表。リーマンショック以降迎えた大不況の年ということで、史上最多を記録した前年から10%減を予想されてた観光客数は、予想の半分以下の3.9%減に留まり、計4,525万人に・・・。

2009年までのニューヨーク観光についてのデータ_b0007805_1321395.jpgここ数年、右肩上がりで増加を続けた観光客数が久しぶりに減少(前回はあの911テロ後でした)となりましたが、それでも史上3番目の多さを記録し、ニューヨーク人気の底固さが顕著に現れる結果となりました。しかも、今年2010年は3.2%増と、早くも増加に転じる見込みです。

また、観光客による直接支出の水準も減少したものの280億ドル(1ドル=90円で2兆5千万円)と、こちらも史上3番目とかなりの高水準で、ニューヨークの観光産業は早くも不況前の状況に回復しつつあるとの見方も出てるそうです。なるほどー。どおりでマンハッタンの街角を見てると不況を感じないわけですね。
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〔ご参考情報〕
MAYOR BLOOMBERGのプレス発表[January 4, 2010]:NY市公式サイト
NYC & Company:統計データのページ
ニューヨーク観光についてのデータ[2008-07-22]

2009年までのニューヨーク観光についてのデータ_b0007805_0502826.gifこの発表で、一部、20年ぶりにディズニーランドのあるオーランドを抜いてニューヨークが1位に・・・って書いてありますが、昨年(2009年)フォーブス・トラベルが発表した『アメリカで最も観光客が訪れた場所』のランキングでタイムズスクエアが1位となり、メトロポリタン美術館も18位入りしてたので、都市として20年ぶりの1位っていうのはとても意外に感じました。

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# by team_liberty | 2010-01-07 01:50 | 6.マクロ経済について

2009年を振り返って HALF FULL OR HALF EMPTY

2009年を振り返って HALF FULL OR HALF EMPTY_b0007805_1563939.jpg
タイムズスクエアで見かけた巨大ビルボード。水が半分入ったグラスに"HALF FULL OR HALF EMPTY"のメッセージ。楽観と悲観の違いを説明する際によく見るあのフレーズ。ビルボードはテレビ・ドラマの宣伝なんですけど、"HALF FULL OR HALF EMPTY"ってメッセージは後からジワジワと染みてくるというか、なんとなく『今年を象徴するフレーズ』っぽくて妙に気になります。

無数の巨大ビルボードや巨大スクリーンのあるタイムズスクエアですから、たぶんこの看板も、今の時代の人々の関心にマッチするように、リサーチなどしてある程度考え抜かれたものなのかも。

2009年を振り返って HALF FULL OR HALF EMPTY_b0007805_2451099.jpgそう言う意味では、最近ご紹介したフォルクスワーゲンのキャンペーン、"Fun Theory"も『今年ならでは』のアイデアかもしれません。

今年2009年は、サブプライム・ローン問題からのリーマン・ブラザーズなど大手金融機関の破綻の影響から、100年に1度の大不況を迎えましたが、そんな時代だからこそ、今まで気づかなかったことに気づいたり、見過ごされてきたアイデアや知恵の重要性を改めて認識しはじめたりとか・・・?人類の歴史を振り返ってみても、偉大な小説家、アーティスト、クリエーター、リーダー等の多くが決して恵まれない時代、恵まれない環境の中から生まれ育ってきてるわけで、今の不況期の意義は少なくないような気がします。

・・・なんてことを友達と話してたら、Daniel PinkさんのTEDでのスピーチが面白いよって教えてもらいました。TEDとはTechnology、Entertainment、Designの頭文字で、興味深いアイデアを世の中に広めるために作られたNPO団体のこと。キャッチフレーズは、"Ideas worth spreading"。

2009年を振り返って HALF FULL OR HALF EMPTY_b0007805_4132119.jpg今年の夏、Daniel PinkさんはTEDで「驚くべきモチベーションの科学」と題するスピーチを行ってまして、その中で、『金銭的なインセンティブ(つまり、お金による報酬)は、全体的なパフォーマンスに対しマイナスの影響を持ちうる』ということが科学的実験で証明されたと発表しました(米国政府機関や大学、英国の大学でも同じ結果)。

もちろん、単純労働では金銭的なインセンティブの効果はありますけど、初歩的でも認知力が求められるタスク(=いわゆるクリエイティブな作業)になると、お金インセンティブの効果は薄れるどころか、逆にマイナスの影響も出るっていうんです。

えぇー!って感じ。じゃ、どうすればいいの?って思いますけど、そこで代わりに提唱されてるのが「内的な動機付けに基づくアプローチ」。

いわゆるクリエイティブな作業(今の時代、先進国では大半の仕事がクリエイティブなものになってます)でモチベーションやその成果を高めるカギは、AUTONOMY、MASTERY、PURPOSE(自主性、成長、目的)にあるのだとか・・・。このアプローチの実例として、就業時間の20%を本来の仕事と関係ないことに使う「20%ルール」や、24時間本来の仕事と関係ない何でも好きなことをやれという「Fedex Days」等を挙げてます。

うーむ、なんとなく"Fun Theory"につながってるような・・・。そして、近年のニューヨークで参加型の一緒に楽しめるイベントとか、いろんなタイプの社会貢献活動(お金以外のモチベーションの典型例)を頻繁に見かけるようになった背景もココに関連してる感じがします。


Danielさんのそのスピーチ

〔ご参考〕
www.ted.com:TED公式サイト
www.danpink.com:ダニエルさん公式サイト
ネットやITの進化で、世の中に「一緒に楽しめる」が増える?[2009-11-10]
今年ご紹介したニューヨークの様々な社会貢献的活動のまとめ[2008-12-12]:昨年のものですが記事の大半が何らかの社会貢献活動に関連したものとなってました。

2009年を振り返って HALF FULL OR HALF EMPTY_b0007805_1137979.gifそっかぁ、自主性かぁ・・・。どういうふうにしたらその自主性が育まれるのかとか、"Fun Theory"的な発想の重要性ってかなりありそうとか、いろいろ考えちゃうところです。やっぱり、そういう意味でも、ある状況に対する見方というか、"HALF FULL OR HALF EMPTY"のどっち側で感じるかっていうことは、こういう時代だからこそますます大事なことになってくるかも。同じ状況でも、HALF FULLと感じる人と、HALF EMPTYと感じる人では、その時点の自主性ってぜんぜん変わってくるでしょうしね。

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# by team_liberty | 2009-12-31 02:16 | 3.ニューヨーク文化について