2009年 09月 29日
NYアニフェスでコスプレーヤーの皆さんと仲良くなりました
しかも、アニメのキャラの名前で"Hey, Mikuru come here!"(ミクル、こっち来てよ)とか呼ぶと、制服姿の女の子が何の説明もなく決めポーズして、"Mikuru Beam!!!"(ミクル・ビーム!!!)ってな感じ(一番上の写真)。
えーと、皆さん。いったい何のことだか分かりますか?
彼女たちは2006年にアニメ化された「涼宮ハルヒの憂鬱」のコスプレ。私もここで初めて彼女たちからかなり丁寧に(笑)教えてもらったばかりなんですけど、ここまで彼女たちを駆り立てる日本アニメのスゴサは強烈に感じました。
しかも、一部の人たちが・・・じゃなくて、普通の格好してるように見える人も実は何かのコスプレだったり、会場に来てる人たちのほとんど全員こんな感じのノリなんです。そして、ほとんど全員、日本人じゃありません。大人も子どもも!アニメだけあって、次世代までバッチリ魅了してます。すごい。ここまで日本文化が浸透してるなんて、いやぁ、これこそ本当に「百聞は一見にしかず」です。来て良かったなとしみじみ思いました。
それと、ニューヨークの場合、一般の方々がコスプレっていうか仮装して遊ぶカルチャーと言いますか、『何かしら自己表現をしながら参加するイベント』がものすごくいっぱいあるんですよ。今や世界的に有名なハロウィン・パレードだけじゃなくて、パレード系では、イースター・パレード、マーメード・パレード、ダンス・パレード、アート・パレードなどのほか、みんなでサンタクロースになるサンタコン、仮装ショッピングカート・レースのイディオタロッド、動物コスチュームを着て走るクラブ・アニマル・ミニ・マラソン、みんなで枕を持ち寄る枕投げ大会等など、挙げたらキリがありません。たぶん、ニューヨークならではの『多様性』がこの背景にあると思います。
要するに、ユニークで個性的な人を尊重する雰囲気があるんです。人と違うことで白い目で見られることはまずありません。もちろん、全員が全員ってわけじゃないですけど、社会的地位や教育水準の高い方ほど、その傾向が強くなります。
この多様性を重んじる価値観が、ニューヨークならではの活力やエネルギーを生み出し、人々に自分自身が何者であるかを自然に気づかせる機会を与えてるような気がします。なので、コスプレした人たちに対する全然関係ない普通の人たちのリアクションも、「おー、いいねー」とか「今度、私もやってみよっかな」ってな感じになってまして、こうしたイベントの日本の状況や世間の反応についてはよく知りませんが、たぶん、日本とはかなり違う感じになってるんじゃないかなと思います。
【ニューヨーク・アニメ・フェスティバル特集】
(1)ニューヨーク・アニメ・フェスティバルへ
(2)AKB48、ニューヨークでアメリカ・デビュー!
(3)NYアニフェスでコスプレーヤーの皆さんと仲良くなりました
(4)NYアニフェスのブースの様子
(5)メイドカフェ横でメイドのオーディションやってました
やっぱりこういうのは実際に現場を見た方が良い、ということが今回改めてよく分かりました。写真もイキイキとした不思議なパワーに溢れてます。米国で事業展開しているビジネスマンの皆さんはもちろん、外務省の方々など外交に関わる皆さんも、参加してみるといろいろアイデアを考えるうえでとてもよい経験になると思います。あと、過去ログで、ニューヨークならではの多様性についてのお話や、この環境が人々に自分自身が何者であるかを気づかせる機会を与える気がするってお話も書いてますので、ご興味のある方はどうぞ。
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by team_liberty | 2009-09-29 04:40 | 2.日本文化の人気ぶり